カルプ文字(カルプボード)は、看板業界で非常によく使われる「立体文字(切り文字)」の代表格です。
一言でいうと、**「発泡プラスチックの板に、表面材を貼り合わせた合成ボード」**のことです。軽量で加工しやすいため、お店の入り口や室内の壁面サインによく利用されます。
材質の構造や特徴を分かりやすく解説しますね。
カルプ文字は、主に以下の3つの要素で構成されています。
| 層 | 名称 | 素材・役割 |
| 表面 | 表面材 | アルミ複合板やアクリル板、塩ビシートなどを貼ります。色や質感を決定します。 |
| 中心 | 芯材(カルプ) | 高発泡ポリエチレン。軽量で厚み(5mm〜50mm程度)を出すための本体です。 |
| 裏面 | 裏面材 | 取付時の接着強度を高めるための薄い樹脂層などが設けられることがあります。 |
圧倒的に軽い: 芯材が発泡体なので、金属文字に比べて非常に軽量です。ボンドや強力な両面テープだけで壁面に設置できる場合が多いです。
コストパフォーマンスが良い: ステンレスや真鍮などの金属文字に比べ、安価に立体感を出すことができます。
錆びない: 樹脂製なので、雨に濡れても錆びる心配がありません。
厚みのバリエーション: 10ミリから5センチまで厚みを選べるため、存在感のある看板が作れます。
経年劣化: 金属に比べると耐候性は劣ります。数年〜10年程度で、表面の退色や芯材の硬化が起こる場合があります。
高級感の差: 近くで見ると、どうしても「プラスチック感」が出るため、超高級ブランドなどの店舗では金属製が選ばれることが多いです。
カルプ文字は、側面の仕上げ方で印象が大きく変わります。
素地仕上げ: 芯材の色(白または黒)のまま。安価ですが、側面が少しザラついて見えます。
塗装仕上げ: 側面を表面と同じ色で塗装します。一体感が出て、高級感がアップします。
ロードサイド店舗のメイン看板(病院。・各種テナント・飲食店・学習塾・整骨院・フィットネスなど)
エントランス看板・マンションの名称看板
豆知識: 「カルプ」という名前は、実はもともと商品名(カルシウム・プラスチックの略)でしたが、今ではこの手の発泡ボード文字の総称として定着しています。